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ホリスティック健康論---相場師は病院に行かない 健康の追求は、リスクを防ぐ、避ける、つぶすといったリスクマネジメントが重要になってくる。 |
<不透明はリスク>
たいていの人が健康問題でこけてしまうのは、相場で失敗する原因と似ている。
相場で失敗する主な原因は二つある。一つは、桁の違う金に目がくらむこと。
健康でいうと、せっかく金をはらったからもったいない。で、たべちゃう。
あるいや安物買いだ。で買ったからには使ってしまう。捨てられない。
もう一つは、「ええかっこしいぃ」つまり名誉欲に流される。健康でいうと、
化粧品、口紅、髪の毛を染色する薬品、シャンプー、リンス、口臭予防薬、
歯科医療、これらは人によくみてもらいたいっていう心からきてる。
ワクチンとか、医薬品も人の評価、権威に従う、常識に流されている。
外食も断ったら人にどう思われるかという世間体と人に認められたいという
欲に流されている。筆者は病院にいかない。近づくだけで危険だと知っているから。
じゃ、体調不良になったらどうする?そのために、日頃から勉強している。
日々の食事、吸う空気、経皮毒を防ぐ。日常をまるでアスリートがオリンピックを
めざすかのごとくこだわっている。日々の一瞬一瞬が試合なのだ。
健康とは、2011年にフーバーらがBMJ(British Medical Journal)誌上で、
「社会的、身体的、感情的な困難に遭遇した際に、それに適応して自分を
管理できる力(the ability to adapt and self manage in the face of social
physical and emotional challenges)」という概念を提唱している、
人間の生きるエネルギー、パワー、レジリエンス(再起力)のことだ。
健康には、ストレスに負けない体のみならずメンタル面でのタフネスさも重要だ。
さらに、政治を含む資本主義社会のしくみを理解する。そして体に悪いものを避ける。
人間の免疫力、自然治癒力を重視する。リスクマネジメントを含むインテリジェンスが
ポイントとなる。食がその人の健康を左右するばかりか、人生そのもの、性格や気分、
そして運命をも決めてしまう。
健康管理、食品の購入といった意志決定をすることは、マーケットでの意志決定と
共通している。不透明であるというのは、リスクがないのではない。
わからないということはリスクがより増している。そして私たちの身の回りにはリスクが
潜んでいる。不透明であれば避ける、様子をみる、という決断ができるとよい。
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岡本治郎 |
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プロフィール |
青山学院大学大学院法学研究科ビジネス法務専攻修了。修士(ビジネスロー)。
日本銀行・金融広報中央委員会の平成20年度通信講座「くらしに身近な金融講座」の改訂を依頼される。
会社役員。
資格など
日本証券業協会会員
内部管理責任者資格。
実用英語技能検定準一級。
趣味は、サイクリング。ギター。
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