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運用会議
ジャイロスコープ社の余剰資金の運用方法を決める会議 |
運用会議は、ジャイロスコープ社の余剰資金の運用を集合知を生かして皆できめようという実験プロジェクトです。
ジャイロスコープ社の運用資金のポートフォリオを決定するための会議−運用会議は、6つの委員会と総会で構成されています。
最上位会議であるポートフォリオ決定総会の決議に基づき各委員会には資金が配分されます。総会では、ジャイロスコープの企業理念のもと、全体のポートフォリオを決める決議が行われます。ジャイロスコープ社は、社会貢献を意識しつつ利益を追求しています。なので、その運用は、社会貢献に配慮したフィランソロピー投資の色合いが濃くなります。具体的には、『人と環境とのつながり』を重視した事業への投資です。ジャイロスコープ社そのものが、そのような理念のもと経営されているので、自社の事業拡大への設備投資そのものがフィランソロピー投資の要素をもっているとも考えられます。また、自社にとってシナジー効果を発揮する周辺事業への展開、企業買収も、ジャイロスコープ社の経営理念を実現することにつながり、ひいては社会貢献につながっています。 ポートフォリオ決定総会は、時に、経営戦略会議、あるいは取締役会となります。 各委員会では、各セクターに配分された資金の詳細な配分を決定します。
エクイティ委員会:株式セクターへの投資配分の詳細を決める会議 債券委員会:債券セクターへの投資配分の詳細を決める会議 オルタナティブ委員会:オルタナティブ投資の詳細を決める会議 M&A委員会:事業投資、買収の詳細・企業分析を行う会議 幸福委員会:ジャイロスコープ社ステークホルダーの幸福に資するお金の使い方を考える会議 税務委員会:税務戦略を決める会議
2013年、スタート当初は、仮想取締役会(virtual
board
meeting)として、模擬で5000万円の運用を行います。その結果を受けて、リアル運用会議へと移行します。また、結果にむすびつくことが証明できたら、金融・経営以外の行政や地域の問題解決にも有効なダイアログの手法が確立されることとなるので、区や市、県、はては国家予算の配分や課題解決にも有効なフューチャーセンターのモデルとして注目されることとなるでしょう。
年度 |
会議 |
想定される議題 |
運用資金 |
2013 |
模擬取締役会 |
自社の事業ドメイン、今後の経営戦略について。 |
仮想運用 |
2014 〜2016 |
税務委員会 |
実現主義のメリットを生かすため運用母体を会社名義からオーナー個人名義にする件 |
5000万円 |
エクイティ委員会 |
株式ポートフォリオについて。 リアルトレードを日経BMBC TVにて配信スタート。 |
1億円 |
経営戦略会議 (旧模擬取締役会) |
連結子会社として投資運用会社『日経BMBC投信株式会社(仮称)』を設立する件 |
2億円 |
経営戦略会議 |
日吉に自社ビル用地・スタジオを兼ね備えた自社ビルを建築する件 |
20億円 |
2017 |
経営戦略会議 |
東証に上場申請する件 |
100億円 |
2018 |
M&A委員会 |
上場企業A社の買収をするか否か |
500億円 |
2019 |
幸福委員会 |
自社のステークホルダーに使用すべき資金一億円が幸福委員会に配分された。 その詳細・使い道を決めよう。 |
2000億円 |
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岡本治郎 |
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プロフィール |
青山学院大学大学院法学研究科ビジネス法務専攻修了。修士(ビジネスロー)。
日本銀行・金融広報中央委員会の平成20年度通信講座「くらしに身近な金融講座」の改訂を依頼される。
会社役員。
資格など
日本証券業協会会員
内部管理責任者資格。
実用英語技能検定準一級。
趣味は、サイクリング。将棋。
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テクノロジー犯罪の解決は
あらゆる政治課題解決の
糸口となる
---参考資料--- |
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