岡山城・烏城公園内部  

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ティータイム

NHKドラマ『64(ロクヨン)』Ⅱ

5月16日(土)、ついに最終回・第五話を迎える。毎回緊迫感のあるドラマが展開し、土曜日が待ち遠しかった。それぞれのドラマにはタイトルがついており、第一話「窓」、第二話「声」、第三話「首」、第四話「顔」、そして第五話が「指」。すべてなぞなぞのようなタイトルばかりで、いろいろな解釈ができそうである。第五話では、その”指”の持ち主が、電話帳の名前をひとつひとつ指でたどり、電話に出た相手のその声を聴き分け、鉛筆で消去していくという気の遠くなる作業を繰り返し、遂に犯人を探し当てたというその執念が明らかになる。インキで汚れささくれだった”指”のアップ。無言の電話が誰だったのか、「64事件」の犯人が誰だったのかが、最後に明かされるのだけれど、個性的な登場人物が沢山いて、物語は心理的な葛藤も多く、複雑に緻密に入り組んでおり、よくこのような状況を文章や映像にて適格に表現できるものだと感心する。第五話では、柴田恭平演じる松岡参事官が特別光っていた。

大いに疑問に思ったこと。”自分の娘を可愛く愛おしく思う人が、何故他人の娘だったら殺してしまえるのだろう!?”


NHKドラマ『64(ロクヨン)』Ⅰ

(原作:横山秀夫 演出:井上剛 脚本:大森寿美男)

ピエール瀧主演の土曜夜10時のドラマが始まる。”主演に興味なし”と、第一話の放送はパスしてしまったが、他の登場人物が面白そうなので、気持をあらため、4月24日第一話(再放送)、25日第二話を観る。主演のピエール瀧、顔は悪いけれど、存在感がある。周りのキャストも一癖二癖ありそうな芸達者な人たちばかりで、一体この事件の裏には何があるのだろうと、興味津々である。平 岳大が、上しか見ないヒラメのキャリア官僚を好演していて、厭らしい。「64事件」を軸にして、緊張感のあるドラマが展開。迫力のある映像。複雑な警察内部の抗争。上下関係は厳しく、正しいことも、言いたいこともぐっとこらえて、大変な世界に生きる男たちに同情する。”64”とは7日だけ存在した昭和64年に起きた女児誘拐殺人事件のこと。これからどのようにドラマが展開していくのか楽しみである。

顔だけで、ドラマを観る・観ないを判断するのは、”私の限界”であると言われてしまった。そうかもしれない。


デイビッド・ギャレット(2014/10-12)

パガニーニ 愛と狂気のヴァイオリニスト(2014/9)

エンジェルロード(2014/8)

あの日からの建築 (2014/1)

酒鬼薔薇聖斗 (2013/12)

「練炭」「北国の人の発想」(2013/11)

山崎豊子 (2013/10下)

TBSドラマ「半沢直樹」 (2013/10上)

真夏の方程式、風立ちぬ (2013/09)

プーシキン美術館展 (2013/07 )

中国の夢 (2013/06 )

菅さん、ひどい! (2013/05 )

写真は、烏城(岡山城)公園入口近くにて撮ったもの。城の北側には、旭川を挟んで後楽園が広がる。

日付: 2015/05/21

★ 眼科クリニック(その1)

2月27日(金)、コンタクトをいつもより少し長く装用したため、左目の角膜に傷がついてしまう。土日を挟んで、やはり眼科に行くことにする。過去にかかった眼科は、診察までに随分待たされたので、他のクリニックをネットで検索。近場を選ぶ。近々ではこれが3件目の眼科である。行ってみるとやたら検査の多い眼科であった。診察前に助手による7~8種類の測定・検査を受ける。診察室での先生による顕微鏡検査は当たり前だとして、まあ、初診なんだから、助手による多くの測定・検査もありきなのかな?それにしても、以前かかってきた眼科と比べて少し多すぎるような気がする。二種類の点眼液の処方箋をもらい、薬局にて受け取る。抗菌点眼の方は射すと強く目に沁みて充血し、射し始めて二日目の夜には、目が痛くて眠れない。三日目の朝、もう一度眼科に行く。助手による眼の測定をまた受ける。(二日前に受けたばかりなんだけれど。)先生の診察では、「角膜の傷がさらに広がったのは、薬が足りないからです」と、さらに塗り薬を追加される。「ステロイド剤をつけると早く治りますよ」と言われたのだけれど、そちらはできれば使いたいくないとお断りをし、その保湿用の塗り薬だけをいただく。それから一週間後、三回目の診察を受けに行く。またまた助手による目の測定・検査を受けた後、診察室に入る。角膜の傷がまだ少し残っていた為、もう二週間経過を見ることに。その後、目がすっかり治ってしまったので四回目の診察には行かなかった。


★ 眼科クリニック(その2)

2月末に角膜に傷をつけたことをきっかけに、やっとコンタクトを止めることを決心する。それ以来ずっと眼鏡の生活である。3月末、我が家のすぐ近くに新しく眼科が開業する。チラシを読んでも、ネットのホームページで調べてみても、中々優秀そうなお医者さんなので、今度何かあったときはここの眼科にかかろうと思っていた。そして、こんなに早くその機会が来るとは思ってもいなかった。

5月12日(火)、今度は右目に沁みるような痛みが発生。涙ポロポロで、眼も充血。この間の左目と同じ症状で白い斑点が出ている。コンタクトをつけていないのに、どうして?年のせいで角膜が弱っている?新しい眼科にかかると、また最初からいろいろな検査があるだろうし、つい二カ月程前に受けたばかりだし、目の痛みは我慢できる範囲だし、う~ん、自然治癒で治るのを待とう。

翌日13日(水)、痛みが結構ひどくなり、目を少し動かすだけでもピリッと強い痛みが走る。でも、新しい眼科は今日はお休みだ。どうしよう、この前の眼科にまた行く?と迷っているうちに、夕方になる。翌日14日(木)、眼の調子は前日より良くなっていたけれど、とりあえず新しい眼科に行く。 こちらの医院は、初診にもかかわらず、助手による目の測定・検査もなく、診察室での先生の検査のみ。「視神経は両目ともきれいです。緑内障等の心配もありませんね」って、まず言われて、私の眼って意外と丈夫なのかもと、心の中でニンマリ。薬は処方箋・薬局ルートか、院内にて薬を受け取るかの二択になっており、また後発品(ジェネリック)か先発品にするかの選択もあり、私は薬は出来るだけ使わない方がいいと思っている人なので、お安い方のジェネリック薬を院内にて受け取ることを選択。結局、角膜保護用、抗菌用、非ステロイド系抗炎症用の点眼薬の3種類をいただく。薬の説明もあり、ステロイド剤は炎症を抑えるのに一番効果的だとか。ただ私がためらうので、非ステロイド系にしましょうと。 眼科(その2)での初診の検査料だけでも、眼科(その1)の1/3で済んでしまった。19日(火)、再診察を受ける。まだ白い斑点が薄く残っているが、すぐ治るでしょうとのことで、治療は終了。20日(水)、右目の白い斑点も消えてしまった。違和感もおさまり、治ったようだ。今回の薬は沁みることもなく、充血することもなかった。角膜が傷ついた時は、いつも一週間も経たないうちに症状が治まるのだが....、(その1)の治療では、治るのに20日程かかっている。抗菌点眼薬が強かったのだと素人判断をしている。


★ 処方箋・薬局

今回の眼科クリニックで学んだこと。 ”処方箋を持って行って、薬局で薬をもらうと、薬代が随分高くなる”

その頃、偶々テレビ番組を見ていると、同じことを誰かが話していた。私のもらった領収書では、医院にて処方箋料を支払い、薬局にて、調剤技術料、薬学管理料、薬剤料を支払ったことになる。処方箋料:Y700、調剤技術料:Y790 ~Y1,090、薬学管理料:Y340。これらに薬剤料がプラスされる。(注:これらは国の負担額。自己負担はこの30%)

また、薬局によっても、調剤技術料にばらつきあり。また、薬剤料も、ジェネリックを出しますかと聞いてくる薬局と、何も聞かずに、先発薬を出し、明細書にジェネリック薬はこれこれと書いてあるだけの、有無を言わさず高い先発品を出す薬局があった。私は(その1)の時、処方箋・薬局ルートで薬をもらうと随分高くなることを学習し、(その2)では、院内か薬局かの二択だったので、院内薬を選んだ。因みに、こちら医院では、薬剤提供料:Y100、処方料:Y420、調剤料:Y60とお安く、さらに薬剤料は、ヒアルロンサン点眼薬(Y260 x2本)、抗菌薬(Y150)、抗炎症薬(Y150)の三種類で合計Y820(注:国の負担額。自己負担はこの30%)と随分安価であった。抗炎症薬は参天製薬。他の二種類は富山の薬で、後発品なんだと思う。



日付: 2015/05/13

本のライブラリ

★ 『海賊とよばれた男』(百田 尚樹著作)を追加。



日付: 2015/05/03

★ 写真は、「大阪市立大学理学部付属植物園」の広大な敷地一面に咲いているタンポポ。大阪に住んでいる友達が撮ったものを拝借。大阪は東京に比べると緑の少ない街として認識していたけれど、このように広大な美しい自然がまだ残されていることに感動。この緑豊かな美しい植物園に開発の手がつけられることなく、次世代へ残していけますように!大阪遺産として大切に保存・管理して頂きたいと思います。



日付: 2015/04/28

★ 『文藝春秋 5月号

文藝春秋を久しぶりに読む。たまに図書館でざっと読むけれど、今回の5月号は興味ある記事がチラホラ載っていて、読みごたえがあった。

○ 『古舘伊知郎「報道ステーション」の最後、巨額出演料12億5千万円

上杉隆が古舘伊知郎の出演料を暴露していると聞き、先月の古賀氏の〝不規則発言”で話題になった当事者であるため、興味深く読む。テレビ朝日は古舘氏に年間12億5千万円(毎月一億円ちょっと)支払っているらしい。古舘氏が、真実を伝えるため、日々命をかけて頑張っているのだったら、決して巨額ではないと思う。上からの圧力に抵抗していくのは、かなりのストレスだし、〝命を懸けている”のだから。でも、ヒラメになって、バイアスのかかった報道をしているのであれば、それは〝もらいすぎ”でしょう。

○ 『大阪都構想 橋本市長の恫喝には屈しない』(京都大学大学院教授・藤井聡)

最近何かの記事で、藤井氏がバッシングを受けているのを読んだ。〝藤井教授って評判よくないんだ!”と、あの時、飛ばし読みをしながら思った。あれは、既に橋本氏との間にバトルが起きていて、橋本氏の執拗な裏工作の一つであったということか。5月17日、大阪市で〝「大阪都構想」の是非を問う”住民投票が行われる予定。大阪市の住民の皆様、その前に、この記事を一読されることをお薦めします。

○ 『患者が知らない「医療の真実」 医学部エリートが病気を作っている』(順天堂大学大学院教授・白澤卓二)

〝健康診断は無意味である。早期発見・早期治療という医療の常識は、実は”病気”の人を新たに作り出し、投薬治療の道へ導くツールだった。”等々が語られている。ある人曰く、「白澤教授は、今の医療方法に対して物申すドクターとして有名で、西の安保徹、東の白澤卓二と言われている。」もっとも、安保教授は新潟だから、西とは言えないのでは?

昨年、健康診断の基準値が変更され、血圧、血糖値、BMI(肥満度)、コレステロール値などの主な検査項目について、従来よりも緩い基準範囲が設定された。基準値の変更は、過去に何度も繰り返され、その都度、数字の上では、病人の数が大幅に増えたり減ったりしている。いずれも科学的見地に基づいたものではなく、国の予算や製薬会社のビジネスといった経済的な理由が背景にある、と言う。

コレステロールは脳にとって重要な栄養素であり、脳の健康と機能を維持するのに不可欠であると言われている。アメリカの学会誌では、高いコレステロール値の方が記憶機能が良くなる、と報告されている。また、逆に総コレステロール値が下がると、「高度な抽象的推論、注意/集中力や遂行能力が求められる認知測定での成績が悪くなる」という研究もある。コレステロール値が上がると、心臓疾患のリスクが増加するとの〝仮説”は、19年前に医学的に正しくないことが証明されている。

一般的な糖尿病の治療は投薬が中心である。糖尿病患者は、経口糖尿病薬とインスリンを投与されるが、いずれも”糖尿病を改善する薬”ではなく、”血糖値を下げる薬”にすぎない。食事指導はあるにしても、糖分やその元となる炭水化物を厳しく制限しないまま、薬で血糖値を下げる、というのが治療のスタンダードになっている。この投薬治療が無茶苦茶なのは、強引に血糖値を下げるため、ときおり低血糖になってしまう。そのため患者は「低血糖が起きたときのために」と、砂糖を持たされている。他ならぬ砂糖がこの病気を作っているのに、これではアクセルとブレーキを同時に踏むようなもので、糖尿病はますます悪化する。糖尿病は食源病なので、食養で治るが、薬では治らない。糖尿病に有効なのは、食欲をコントロールして、糖の元になる炭水化物を制限することである。長野県の飯山の患者さん達は、皆さん食事療法だけで元気に畑仕事をしているそうです。

高血圧の原因は、食卓塩の精製過程で排除されたミネラル成分(カリウム、マグネシウム、カルシウムなど)の不足である。数多く存在する降圧剤は、どれも血圧を下げるだけで、大事なミネラルを足すわけではなく、症状は根本的に解決されない。自然界の塩(海塩と岩塩)は、精製の過程でカリウム、マグネシウムといったミネラル成分が取り除かれてしまい、塩化ナトリウムだけの食卓塩となる。問題は塩分過多ではなく、相対的なミネラル不足である。

20年程前に発行された『医学常識はウソだらけ』(三石巌著作)の三石理論も参考にして下さい。



日付: 2015/04/16

★ チューリップ

横浜公園に美しく咲き乱れているチューリップ。写真は二週間前に撮ったもの。先日、公園の中を歩くと、至る所に咲いていたチューリップの花も、満開を迎えていた。そろそろ花びらも散っていきそうだ。


本のライブラリ

★ 『ザ・ロスチャイルド』(渋井 真帆著作)を追加。



日付: 2015/03/31

★ 横浜赤レンガ倉庫 「フラワーガーデン2015」 (3/28(土)~4/19(日))

先日、赤レンガ倉庫に足を運ぶと、広場に、”花の絨毯”が敷き詰められており、色とりどりの花が美しく咲き乱れていた。また赤レンガ倉庫から一キロメートル程離れた横浜公園では、至る所にチューリップの花が植えられていて、とても美しい。壁紙の桜は、うちの敷地の桜の花を撮ったもの。あっという間に花は満開になり、ポカポカ陽気の中で一度に春がやってきたようです。

     

★  「生誕100年 ターシャ・テューダー展」(3/18(水)~4/6(月))

友達に誘われ、松屋銀座に「ターシャ・テューダ展」を観に行く。狭い会場は大勢のシニアの熱気で前に進むのが大変なほど。ターシャは、アメリカ・バーモント州の山奥で、ガーデニングを楽しみ、毎日の生活の殆どを手作りしながら、その合間に絵を描くという、創作的なシンプル・ライフを過ごした女性。彼女の愛用した食器や台所用品、家具等が、再現されたお家の中に優雅に展示されていた。私もお家に帰ってから、早速、ターシャのように大きなザル(ずっと以前に梅干し作りの時一度だけ使ったもの)を壁に掛けてみたものの、我が家の壁にはそぐわず、元の見えない場所に片付けてしまった。私もシンプルライフを心がけているのだけれど、創作的なセンスにあふれた優雅なターシャとは、根本的に違っておりました。

それにしても松屋銀座ってあんなに狭かったっけ!?数十年ぶりに松屋を訪れて、昔の感覚とのギャップに驚いている。


本のライブラリ

★ 『竜馬がゆく(1)~(8)』(司馬 遼太郎著作)を追加。



日付: 2015/02/08

★ 岡本小彌太氏写真集より。神奈川県二の宮にて、富士山を背景に一足早く咲いた菜の花。

まだまだ外気は冷たいけれど、すぐそこまで春は来ているようです。私はこの1月・2月の凛とした乾いた空気が、気が引き締まるようで、好き。よほど寒い時には、たま~に床暖をいれるけれど、相変わらず暖房を使わない生活をしている。


映画『繕い裁つ人』が1月31日より上映。試写会で観る。自分の好きなものだけを求めて、シンプルに生きる女性の姿が描かれていて、ほっこりした気持ちになる。今のこのスピードの時代、無駄を省いて効率的にやっていかなければ生きていけないと思ってきた。しかし、”効率”って何だろう.....?と、最近よく考える。より深く物事を掘り下げ、丁寧に対応していると、時間はかかるが、より明確に見えてくるものがある。表面的に求めて得られる結果は、やってもやらなくても同じことのように思われる。芸術の世界には、”効率”なんてないのでは。

映画の舞台は、異国情緒の漂う神戸の街。高台にある南洋裁店は、レトロで美しいたたずまいの洋館。兵庫県川西市にある国登録有形文化財、旧平賀邸が実際撮影に使われたのだとか。主人公の仕立て屋・市江を演じるのは、中谷美紀。母親役は余貴美子。市江の仕立てた服のブランド化を勧める藤井を演じるのは、三浦貴大。彼の務めるデパートは、大丸神戸店が使われている。震災で潰れたと思っていたけれど、建て直された姿なんだろう。レトロな図書館は、監督・三島有紀子の母校である神戸女学院で撮影されたとのこと。初代の祖母から店を継いだ2代目店主・市江が手がけるオーダーメイドの洋服は、昔ながらの職人スタイルで作られる。デパートからのブランド化の依頼にも興味を示さず、祖母が常連のために作った服を仕立て直してあげるのが好きな職人気質な女性。「繕(つくろ)う」という言葉は、昔よく使われていたけれど、今は繕ってまで着る人は殆どいないと思う。死語に近いのではないだろうか。今は古くならなくても、さっさと捨てて、新しいものを求めることが美徳になっている。政府は、消費、消費としきりに消費することを勧めているもの。



日付: 2015/01/15

本のライブラリ

★ 『地図のない道』(須賀 敦子著作)を追加。

★ 『まず石を投げよ』(久坂部 羊著作)を追加。


「歌会始め」

1月14日、偶々テレビをつけると、新春恒例の宮中行事である「歌会始めの儀」が始まるところであった。今年の題は「本」。どんな人たちが参列しているのだろうと何となく眺めていると、入選者の歌が披露される。最初に読みあげられたのは、横浜市の中学三年生(15歳)、小林理央さんの歌:

この本に全てがつまっているわけじゃない

だから私が続きを生きる

5歳の時からおばあちゃんの影響で歌を読み始めたそうだ。のびのびとした、なんて力強い歌なんだろう!しかも15歳の少女がこの歌を詠んだ!未来の一杯詰まったいい歌ですね。

昨年12月、デイ・サービスにて週一のボランティアをしていた時のこと、短歌の本を読んでいた利用者さんがいた。「短歌をなさっているのですか!?」と、聞くと、「あなた、学校で習いませんでした?」と軽く言われてしまった。〝すみません、短歌や俳句は、右から左なものでして。学校で習ったっけね?そんな記憶すらないのです。″

短歌の素養全くなしの私ですが、彼女の歌には感動しました。″本から沢山吸収して、力いっぱい羽ばたいてね。″



日付: 2014/12/31

★ 新年を迎えるにあたり、”幸運を呼ぶ”「招き猫」、そして”笑う門には福来たる”「笑い猫」の二匹の猫ちゃんに登場してもらうことに。皆様が明るく元気に乙未の2015年を過ごせますように!


★ 今年2014年を振り返ると、新しいことへの出会いの多い年だった。4月末で以て仕事から解放され、時間に拘束されることのない自由な日々を過ごすようになったことから、のんびりした気持ちで、映画に行ったり、美術館巡りをしたり。

9月、パガニーニの映画を観たことから、主演を演じたバイオリニストであるデイビッド・ギャレットに魅了され、彼の音楽を聴くようになり、バイオリンに興味を持つようになった。他のバイオリニストが弾いていても、ついその音色に耳を傾けている自分がいる。

10月、友達が招待券を入手したとのことで、デビッド・パットナム氏の講演を聴きに行く。私たちの目と鼻の先にある檀上に立つ彼の姿は、素敵なジェントルマンだった。映画製作時のお金の工面の大変さについて話していたと思う。デビッド・パットナム氏と聞けば、やはり映画「炎のランナー」、「キリングフィールド」を連想する。とても感動的ないい作品だったが、それから数十年後、生の製作者をまじかな所で目にすることができるとは。

また、「ザ・テノール 真実の物語」という声を失った韓国人テノール歌手の実話にもとづいた映画がとてもいいからと聞き、早速観に行く。オペラの魅力に気づいた年でもあった。

11月、久しぶりに上野に「ウフィツィ美術館展」を観に行った時のこと。確認したつもりなのに月曜日の休館日に行ってしまった。お天気もいいことだし、せっかく上野まで出てきたのだからと、谷中まで散策することに。谷中銀座でチラシ寿司を食べ、ブラッと東京下町の風情を楽しむ。数日後、美術館に再挑戦。暫しの間、イタリア・フィレンツエの街を訪れた気持ちになっていた。そして、またあのチラシ寿司を食べに行きたいということで、谷中まで出向く。その足で、朝倉彫塑館にも十数年ぶりに立ち寄る。日本式と西洋式とが混じり合ったこんな贅沢な素敵な空間で私も生活したい。ブロンズ像の猫が沢山いてかわいい。上野公園は、昔はブルーシートの生活者の多いところというイメージだったけれど、最近の上野は情緒ある豊かな空間に変わっていて、東京芸大っていい場所にあることに、初めて気付く。

12月、「お芝居の招待券が当たったから一緒に行かない?」と誘われ、東京芸術劇場に行く。池袋まで出るのも数十年ぶりだし、演劇を観るのも数十年ぶり。昔はよくお芝居を観たものだったが。トム・プロジェクト(初めて聞く名前)のプロデュースした「花咲く頃に」というタイトルの演劇。作・演出は、ふたくちつよし氏。息子役の西尾友樹(にしお ゆうき)氏も初めて聞く名前だけれど、芝居好きオーラを発散していて、いい役者だなと思った。

そして、12月も終わりに近づいたある日、思いもかけず、コンサートのチケットが突然回ってきた。それもS席。12月28日、神奈川県民ホール開館40周年記念として、「ガラコンサート2014 祝宴オペラ&バレー」の公演のチケットを入手。演奏は神奈川フィルハーモニー。コンサートは、とても楽しく、 バレエが特に素晴らしく、とても魅力的な若手のバレリーナとダンサーだった。くるみ割り人形も、コンテンポラリーな踊りも両方とも素敵だった。振付はダンサーの高岸直樹氏。振付も踊りも素晴らしい。バレリーナも若々しくて可愛らしく、その年齢にあった踊り方があるのだと感心する。オペラ歌手のみなさんも、若手ながらもさすがプロ。よく声が伸びていて、その音域の高さに驚いてしまった。才能と訓練の賜物なのだろう。 皆さんイタリアに留学していたとか、また現在ウィーン在住、ジェノバ在住、どこそこ在住とか、自分の歌唱力に磨きをかけるため海外の本場で研鑚を積んでいる。やはり才能ある人は、努力を絶えずする人なのだ。司会者は、歌も歌い、司会もやるという喋りのうまいオペラ歌手だったが、話し方が面白く、聞いていて楽しい。 オーケストラをバックに、オペラの歌あり(欲を言えば、歌でなくオペラの形で聞きたかった)、バレエあり、司会あり。 盛りだくさんでとても楽しいひと時だった。観客席は、ずっしり、人人人で埋まっていた。

今年2014年は、こちらが何もしなくても、いろいろな事が向こうからやってきた実に不思議な充実した年だった。



日付: 2014/12/26

★ 11月中頃から二週間程、パソコンが大いにトラブってしまい、年賀状をそろそろ作らなくてはいけない時期でもあり、ストレス100%状態だった。結局、OSの再導入をすることになり、マイクロソフトさんの懇切丁寧なサポートを受けながら、無事修復。再導入後、元の状態に復元するのに実に手間がかかり、根気よく対応していただいたSEの方にひたすら感謝。それにしても、パソコンの具合が悪くなるだけでこんなにストレスを受ける私は、いったい何なんだ。自分の気の小さいことがよく分かりました。

デイビッド・ギャレットの締めくくりをしようと思っていた矢先だったのだが、それからかなり間を置いて、やっとまとめの心境になる。

本のライブラリ

★ 『大学病院のウラは墓場』(久坂部 羊著作)を追加。

★ 『神の手(上)(下)』(久坂部 羊著作)を追加。



日付: 2014/12/03

★ 横浜みなとみらいは、今、大きなクリスマスツリーで華やいでいる。ランドマークプラザ1Fの吹き抜けに登場した約8mのツリー。『アナと雪の女王』(原題”Frozen”)の影響か、飾られたシンデレラとガラスの靴が、雪と氷のようにクリスタルに輝いている。また、クイーンズスクエアでは、映画「MIRACLE デビクロくんの恋と魔法」とコラボして「ミラクル☆ツリー」が登場。名曲の数々に合わせて光がきらめくのだそうだが、私が目にした姿は、大きな雪結晶をつけて寒そうにたたずむツリーだった。

  本のライブラリ

★ 『大使館なんかいらない』(久家(くげ)義之著作)を追加。

★ 『炭水化物が人類を滅ぼす』(夏井 睦(まこと)著作)を追加。



日付: 2014/11/04

★ 映画「ザ・テノール 真実の物語」が、10月11日より全国ロードショーにて上映中。ガンで声を失った韓国人オペラ歌手と日本人音楽プロジューサーとの感動の実話を日韓共同で映画化したもの。ストーリのみならず、オペラ・シーンも素晴らしく、とてもお薦めの映画です。詳細は映画のちらしにて。

★ 本のライブラリ: 『廃用身』(久坂部羊著作)を追加。



日付: 2014/10/23

★ 10/31(金)、横浜みなとみらいホールにてハロウィーン・コンサートあり。そのチラシがとてもかわいい。観客のみなさんは、ハロウィーンの仮装姿で参加して下さい、と言われ、......う~ん........、美魔女二名参上する?

★ 本のライブラリ: 『破裂(上)(下)』(久坂部羊著作)を追加。



 

日付: 2014/10/7

★ 本のライブラリ: 『モーツアルトとレクター博士の医学講座』 (久坂部羊著作)を追加。

★ 9月にアップロードした「パガニーニ 愛と狂気のバイオリニスト」の参照用YouTubeを埋め込みに修正し、加筆。